本来、人類は創造の段階から成長進化の暁には、自ら大宇宙の縮図である神の子であることに気付き、自らを背後から育む霊的宇宙生命体としての守護神の存在を認識するようになるのであり、また守護神の育みを認識することにより、いずれは守護神たち宇宙生命体の親である銀河人類の祖であるYHWHの存在に気付くこととなり、YHWHの育みと慈愛の中で、自ら宇宙的愛の主体として成長進化して行くようになるのです。
人は、神々(天使)である宇宙生命体を認識する以前の成長期には守護霊など様々な人霊の憑依を受けるのですが、これは人に救いを求め憑依する人霊や、また善意で協助しようとする人霊も存在するのであり、中には自ら神の如くにして人を惑わす悪霊も存在するのです。精神的なストレスに見舞われる現代人は、これらの霊に振り回される人々が多いのです。然しながら自らの神性の輝きを主体的な努力により成長進化させることでこれらの霊の憑依から解放され、人霊とは異なる崇高なる育みの親である守護神(天使)=宇宙生命体の存在に初めて気付くことになるのです。
守護神の育みと導きの中で宇宙意識に目覚め、また自ら神の子として認知され得るための必要条件を満たすことで、初めて守護神(天使)と連携(神人合一)の段階に進化するのであり、初めてこの段階で魔の試練を超えて行くことになるのです。実は、この段階に至るまでがカルマ解消までのアセンションの第一段階であり、魔を克服した後にも成長進化の段階があるのです。この魔を克服する段階で初めて人は人霊の憑依から回避されるのであり、人のカルマから解放されて行くのです。宗教が求めるカルマからの解放、即ち「悟り」の段階とはこの様な段階に至る事であり、自ら「無」「空」「零」の状態に至ることで「不動心」に至るのです。
アセンションの完成を10段階に分ければ、実はこの「悟り」の段階は、カルマ克服の6.66段階を超えて行く段階であり、決してアセンションの完成ではないのです。この「悟り」の段階から10段階の完成に至るまでの第二段階のアセンションは、守護神の育みと導きを直接受けながら成長進化して行く期間であるのですが、心情の浮き沈みがある場合には、人霊の惑わしや憑依を受けて霊的低下を招いてしまうのです。ですから第二段階のアセンションは、守護神との連携無くしては、超えて行くことの出来ない成長期間で有るのです。
アセンション10段階の6.66段階を超えることは、今までの歴史から観れば至難の業であったのですね。然しながら先人たちの血と汗と涙の土台の上に立つ現代人には、既に短期間の内に成長進化する道が開いているのであり、また魔の6.66段階を乗り越えることで人は初めて人霊の憑依から解放され、また光なきシャンバラ世界の呪縛から解放され、虚偽に満ちた現代虚構世界の善し悪しを客観的に判断することができる段階に進化して行くのです。
この魔の6.66段階の壁を超えるということは、例えればジェット機が音速の壁(衝撃波)をこえる事に似ているのであり、自らの心に潜む魔の壁を克服して、「無」「空」「零」の悟りの段階に至る状態を言うのであり、そこから初めて自らの神性の光が輝き始めて行くのです。人は、この段階で初めて一人でいる事の限界に気付くのであり、育みと導きの親である守護神=霊的宇宙生命体と一体連携することで、平安と不動のままに成長進化して行くことが出来るのです。
続く