未来の礎となるためにも人類は、太陽と地球、そして地球の衛星である月の恩恵により生かされている生命体であり、大自然の無償の愛と育みの中で生かされている存在であることを忘れてはならないと思います。
生命誕生の起源は海にあり、人間の体も海の成分から成り立っていることは皆さんご承知のとおりです。このことからも人間は母なる地球GAIAを起源とする存在であり、また地球自体が太陽から派生したことから観れば、人間は、父なる太陽の光を命の種として、母なる地球の水と空気と栄養素等、あらゆる育みの環境を糧として生かされ生きている太陽の子であり、地球の子であるということができます。
母なる地球GAIAが意識を有する生命体であるとすれば、母なる地球GAIAは、悠久なる歴史を掛けて人類の育みと成長のために自らの命を惜しまず与え続けて来た母親なのであり、人類は、地球GAIAの深い母の心を見失っては、本来の命に回帰し、人間性が回復する愛の絆を見出すことはできないのです。
現在、地球人類は、人間のおごりゆえに大自然の恩恵の中で生かされている存在であることを忘れつつあります。人間性を欠落しつつある先進諸国の経済優先主義が自然生態系を破壊に招き、母なる地球GAIAを傷つけているのであり、地球上に起こっている環境問題を始めとした諸問題は、人類自らが招いた人災であるという気付きと改心が今こそ必要であります。
「自然との調和」「自然回帰」による人間性の回復とは、母なる地球GAIAの心に触れることから道が開かれるのであり、無償の愛をもって子を愛する母親の母性に通じます。その意味では、母なる地球GAIAの心に触れながら真の女性性、母性を理解する者たちが先陣を切り、人間性の回復への道を開いて行くことが何よりも重要な課題であります。
生命体としての母なる地球GAIAに目覚めた者達により現代社会を甦生させながら、新しい村、町、国おこしのムーブメントを立ち上げてまいりましょう。
2009年11月28日