すなわち"宇宙空間=0=±2∞"となるのです。
0と∞が表裏一体であるという空間は、有限であり、かつ無限であり、そのためには永遠にベクトルを変化させながら球体運動している空間であると定義することができます。
すべての存在が持つ粒子性と波動性は、この有限と∞を同時にもつ存在であり、空間的には無限に離れた存在でありながら、絶えず同じ位置に存在しているという定義が成り立つのですね。
この宇宙空間を旅行する場合、現代物理学的概念上、1秒間に30万キロメートル進む光のスピードをこえることはできないのですが、上記の0=±2∞の概念からすれば、時空を超えたスピードで瞬間移動することが可能となるのです。
これは、一回転させて両端を繋いだメビウスの構造にたとえることができ、2往復して繋がる宇宙空間にたとえることができるのです。そしてメビウスの環の同位置に0と∞が重なり合う空間ができるのですね。
これは波動性と粒子性が一体していることを現わしているのであり、たとえば人間の心(波動性=無限性)と体(粒子性=有限性)が一体調和しながら生命現象を作り出している、すなわちエントロピー増減現象が同時に調和した空間であることを意味しているのです。
このように見ますと、大宇宙は、無限であり有限であるという概念を同時に満足させるために、長いスパンで絶えず破壊と創造を繰り返しながら進化している空間であることが定義できるのです。
projectGAIA宇宙原論の引用
フランシスコ・ガブリエル